ロジウムに大注目、年初2週間で35%急騰

The hottest trade of 2020 is rhodium

2020年入りの相場で、もっとも暑いのがロジウムだ。

パラジウムやプラチナと同様、ロジウムの主な用途は、自動車の排気ガス浄化の触媒とし使われるもので、S&Pグローバル・プラッツによれば、需要の80%が触媒だという。

ジョンソン・マッセーによれば、年初にはオンスあたり6050ドルで取引されていたロジウム価格は、足元では8200ドルにまで35%急上昇している。

現時点では8000ドルといったん軟化しているが、モルガン・スタンレーのコモディティ(商品)ストラテジスト、スーザン・ベイツ氏は、この急騰の背景を供給不足と、アジアでの需要拡大に起因していると分析している。

2019年単年での価格上昇率は、151%に達している。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、一段の上昇余地があるとみており、これは、環境面での規制強化、投資需要と特にファンド勢の興味が高まっていることを理由として挙げている。

BOAは昨年、「ロジウムの供給に支障が出ており、自動車業界は引き続き強化された規制適合に向け尽力している。ロジウム市場が、供給不足に陥るリスクがあると見ている」としていた。

さらに、「商業用の需要に加え、投資需要も依然として高い。今後も高値が続くと予想している」とした。

市場規模が極めて小さいことがリスクにもなっている。

ハーレウスは、2003年から2008年にかけてロジウム価格が2195%上昇し、その後、上昇分の大半を失った事実を指摘している。

「ロジウムの流動性は極めて低く、したがって、価格がパニック買いなどで急激に上昇する可能性がある。しかし、現状の急騰相場の過程で現物需要が充足されたと仮定すると、相場がしばらくの間、冷えることもあり得る」としている。ろじ