米ダウ先物が安い、きょうから始まる米中貿易協議進展の可能性薄との報道で

Dow futures slip in wild overnight trading after report that trade talks have stalled

米国時間9日(日本時間10日午前)の夜間取引で、米ダウ工業株30種指数先物は、下げている。米中の貿易協議がまったく進展しない可能性が高いとの報道を嫌気する形になっているが、一部合意の可能性があるとの報道もあり、安値からは戻している。

一時は、9日終値から300ポイントを超える下げを記録、その後は、売り建ての買戻しもあり、50ポイント安程度にまで戻している。

S&P500指数とナスダック総合指数は、ともに同0.2%下げている。

大きな下げのきっかけとなったのは、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙が、今日10日からワシントンで開催される米中貿易協議では、何ら進展が期待できないとの記事配信。この記事では、中国側の交渉トップである劉鶴副首相は、ワシントン滞在予定をわずか1日に変更し、帰国するとしている。

技術移転の議題について、中国側が協議項目に入れることを拒んでいるのが訪問日程の縮小理由だとしている。

ホワイトハウスの報道官はその後、この報道が不正確であると否定、「中国副首相の滞在日程の変更は承知していない」とした。

別の米政府幹部筋は、同副首相が予定通り10日夜に会食の予定が入っており、米国を発つのも予定通り11日夜だとした。