米金利、2020年には再びゼロに=モルガン・スタンレー

Wall Street sees even more Fed rate cuts ahead with Morgan Stanley predicting a return to zero

米中の貿易紛争激化と経済指標の内容が低迷していることで、米金融市場では、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)がより積極的な利下げに踏み切るとの見方が主流になってきている。

そのなかでもモルガン・スタンレーは、もっとも積極的で、来年にはゼロ金利になるとしている。

モルガン・スタンレーは、9月と10月の米連邦公開制度委員会(FOMC、日銀の政策決定会合に相当)で連続して利下げに踏み切り、2020年には追加で4回行われることで、金利はゼロ、あるいは金融危機以降7年間続いた水準になるとしている。

エコノミスト、エレン・ゼントナー氏は、「経済政策の調整のうえで、パウエル議長(中銀総裁に相当)によるFOMCが注視するとしている経済指標などの要因をみると、一段の利下げが必要なことは明らかだ」とした。

同氏によれば、7月の雇用統計でみられた労働時間の減少は、将来のレイオフ(一時解雇)につながる典型的なサインだという。

ゼントナー氏は、1回の利下げ幅を0.25%ポイントとしているが、より大幅となる「可能性は否定できず、基本的な経済見通しが大きく悪化し、景気悪化の可能性が高まれば」あり得る、としている。