金は完全反発基調にはない、下値目標は1130ドル

Gold may be set for a fall to $1,130

ここ数週間の金(ゴールド)は、しっかり推移となっているが、これは、売り建て玉の買戻しが主流であり、あらたなロング(買い持ち)ポジションが建てられた伸びたわけではなく、今後は軟調な展開も予想される。

金価格が反発する際には、根固め局面もなく急激に上昇するケースが多く、底値が転換点となる。概ね、短期的なトレンドとなるが、時には長期にまで発展することもある。

しかし、現時点では、長期トレンドにまで発展する兆候は見えない。昨年8月の安値、1168ドルから反発しているが、その後は概ね、横這いの動きに終始している。

転換点となった底値からの反発では、下げモメンタムが弱まり、局面的な安値から高値までの振れ幅が極端に小さくなる傾向がある。これは、今回の金相場でも見られた。

もう一つの傾向は、急速な反発場面では安値から高値まで一気に大きく跳ね上がり、その後、小さな下押しが見られる。これは、今回の相場展開ではまったく見られていない。

言い換えると、反発上昇では根固め局面は一服で、反転下落ではないケースが多い。

グッピー・マルチプル移動平均指標(GMMA)では、いくつか異なる指示が出ている。これが意味することは、トレーダーが必ずしも楽観的な見方をしているわけではない。

長期的なGMMAは、短期指標と大きく乖離し続けている。これは、現在の軟調トレンドの継続を示すシグナルでもある。

その際の目標値は、1130ドルで、前回の転換点となった2016年安値でもある。