米中の貿易摩擦、悪化すれば株価は最大2割下げへ=ヘッジファンド大手

Hedge fund manager Tepper says stocks could drop 5% to 20% if China trade war worsens

米ヘッジファンド最大手の一角、アパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー氏は、米中の貿易摩擦が悪化するようであれば、株価急落があり得るとみている。

その下落幅は、最低でも5%、最大では20%を想定すべきだという。

「関税の賦課が続くと想定する必要がある。そして、このやり取りが続けば、株価には調整が入ることになる」としている。

米国はすでに、2000億ドル相当の中国製品への関税を課けており、トランプ米大統領は、2670億ドル規模の追加関税を「いつでも」発動できると脅迫している。

しかし、株式市場はさほど、この問題を弱材料視せず、S&P500指数は、年初来では8.5%上昇、ナスダック総合指数は16.3%も上げている。

テッパー氏は、「この高い水準にあることに、幾分か驚いている。現在の価格水準では、すべての要因が無視されて、材料視されているとは考えられない」とした。

「私は、愛国心が強い人間だ。国益、米国がもっている技術は保護すべきだとも考えている。深刻な状況だ。深刻な事態に直面する場合には、幾分かの痛みは伴うものだ」としている。

テッパー氏は、現在の強気相場が「終盤」にあるとし、保有銘柄の一部をすでに売却したとしている。