米企業の債務比率の高まりは危険なサイン=TSロンバート幹部

The biggest red flag for the next recession? Corporate debt to cash ratios, top economist says

米企業の業績は好調で、経済全体も順調に推移している。一方で、米企業が抱える債務も高まっており、将来の不安定要因になり兼ねない。

債務がどれほどまでに膨らもうとも、手元流動性が高い企業であれば、まったく問題はない。しかし、一部の大手企業を除いては、米企業の債務/手元流動性(現金)比率が高まっている。しかも、その水準は、2008年のリーマン・ショックに近づいている。

TSロンバードの米経済担当チーフ・エコノミスト、スティーブ・ブリッツ氏は、債務/現金比率の高まりが、米経済にとって極めて危険シグナルだとみている。

「米経済を考えると、現実的にもっとも大きな問題は、この債務/現金比率だ。ただし、上位10社は、危険な領域にはないと見ている」とした。
同氏によれば、債務/現金比率は極めて高く、債務/金融証券比率が極めて低い現状はすなわち、企業が自社の持つ総合的な資産価値に対して、極めて高い水準で借入を実施ていることを意味する。健全な財務であれば、キャッシュフローと利益に見合った水準で借り入れを行うものだ。
同氏は、現在の借入状況がまるで、「2004年、2005年と2006年に一般家計が債務を膨らました状況と同じだ」としている。