米との貿易摩擦、人民元の国際化に暗雲

‘Dark cloud’ of trade war hovers over Chinese yuan’s globalization

米国との貿易紛争により、中国の野望である人民元のグローバル化に暗雲が立ち込めている。

中国は、人民元が国際貿易において決済通貨の一つとして使われる道を模索してきている。2016年には、ドル、ユーロ、円とポンドに並び、国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)に採用されている。

一方で、2015年の突然の切り下げなど、信用を失う事例もある。

みずほ銀行の在香港シニア・アジア外国為替ストラテジスト、ケン・チャン氏は、「人民元の国際化の動きは、今年下半期に減速する可能性がある」とし、米国との貿易紛争が悪影響を及ぼすとみている。

スタンダード・チャータードの中国圏担当シニア・エコノミスト、ケルビン・ラウ氏は、人民元が下げ続けていることが、人民元の国際化に暗雲をもたらしており、これはまさに、「関税の暗雲」だとした。