米企業の決算内容は好調も株価下落は止められない=ノーベル経済学受賞教授

Solid earnings season won’t be enough to avert another correction, economist Robert Shiller says

ノーベル経済学賞を受賞したイエール大学のロバート・シラー教授は、今期の企業決算内容が好調ではあるものの、これだけでは、株価下落を食い止めることはできないと見ている。

同教授は、1990年代後半のドットコム・バブルの崩壊、さらに2008年の金融危機のきっかけとなった住宅融資市場の下げを的確に予見したことで知られている。同教授は、今年2月以降、2度の下げを経験した米株市場だが、依然としてバリュエーションが高すぎるとみている。

「インフレ調整後でみれば、第4・四半期時点で、S&P500指数採用企業の実質収益は、2015年を下回っている。したがって、市場は、それほど素晴らしい状況にあるわけではない」とした。

「もちろん、企業決算が良好であることは、市場には良い材料だ。これは間違いない。しかし、これに完全に頼ることはできない」とした。

「市場には、依然としてリスクが存在する。米国は、世界でもっとも高価な市場だ」とした。