中国政府の「暗黙の補償」概念こそが、債務問題の根本=清華大教授

Don’t count on Beijing to resolve fallout from any debt blowup, says expert

中国の名門、清華大学金融学のZhu Ning教授は、同国政府の債務問題に対する「暗黙の補償」こそが大きな問題だと指摘した。

同教授は、「政府が投資で発生した損失について、政府が補償すると多くが信じていることに懸念を持っている。こうした思い込みがあることで、投資がうまくいかない場合でも救出されると信じていることで、高いレバレッジを効かせている」とした。

国際決済銀行(BIS)によれば、同国が抱える債務は、国内総生産(GDP)比で260%にも達している。同教授によれば、この数字自体は、明日にでも危機的な状況に陥る可能性を示しているわけではないが、その拡大ペースが、ここ5年では警戒すべきレベルだという。

そのうえで同教授は、債務拡大による悪影響を解決するカギは、政府が債務に起因する問題を解決してくれるとの考えを捨てることだと指摘している。
「この考えは、数十年にわたって醸成されたもので、政府は、積極的に行動し、段階的であれ『暗黙の補償』の概念を拭い去るべく常に動くべきだ」とした。