米ドル、年末までに反転上昇へ=ウェルズ・ファーゴ

Dollar could be about to hit an inflection point, Wells Fargo says

ウェルズ・ファーゴのグローバル・クォンタティブ・ストラテジスト、サマー・サマーナ氏は、年初来約9%下落しているドル指数に反転・上昇の可能性を見ている。

国内では、経済指標の内容が振るわず、政治的に不安定な状態にある一方で、海外の経済動静が上向きにあるため、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)による2回の利上げにもかかわらず、ドルは軟調に推移している。

同氏は、「ここ最近のドル売りが行き過ぎだと分析しており、年末までに強気に転じるとみている」とした。

反転の理由として、世界各国の金利動向に乖離が出てきており、経済成長やインフレ見通しにも変化がみられることに加え、ユーロ圏にも政治リスクが存在すること挙げている。加えて、投資家がドルに対して、弱気になり過ぎていることも反転の一つの材料だという。

米国の経済成長とインフレが欧州圏を上回るペースであることを踏まえ、「米ドルには有利に働く」としている。

さらに、米政府の政策実行能力に疑問が出ているなかで、「米政府への期待値が低すぎる一方で、欧州政府に対しては高すぎる」と指摘している。