米株の下げは不可避、10%超の暴落も=専門家

There’s a ‘supervolcano’ waiting to erupt beneath a seemingly ‘beautiful’ market, according to a portfolio manager

ジェームス・アドバンテージ・ファンドの社長、バリー・ジェームス氏は、米株市場の下げ修正が「不可避」であり、大きな下げを誘発するには3つの要因があると指摘した。

同氏は、この下げを、イエロー・ストーン国立公園の有名な「スーパー・ボルケーノ(超巨大火山)」と評価している。一方、ダウ工業株30種指数は、9営業日連続で上昇、史上最高値を更新している。

「市場は極めて良好な状況に見える。史上最高値を更新し、モメンタムも上向きで、企業業績も極めて好調だ。しかし、懸念材料が複数存在する」とした。

 

同氏が「群衆心理」と呼ぶパッシブ型運用の拡大に加え、企業業績だけでは現在の相場を説明できないと分析している。

「6月までの18カ月間、多くの企業がまったく収益を上げないどころか、損失を垂れ流している企業の数は、利益を確保している企業数を大きく上回っている」と指摘した。

こうした企業全体の絵柄より脅威なのは、株式市場が上昇し続けていることによるバリュエーションだという。

「1994年まで遡り分析したところ、循環調整済み株価収益倍率おみると、その半分の期間の半分で、市場がピーク後12カ月で下落していることが明らかになった。加えて、3分の1のケースで、10%を超えて下げていた」とした。

ジェームス氏は、「火山がすぐにも爆発するというわけではない。市場が天井を形成するには、一定程度の時間がかかる。しかしながら、市場の上昇が進行している現在、その最終局面にあることは間違いない。下げ修正は避けられない」とした。