ダウ工業株指数と運輸指数の乖離、危険な下げのサイン

A ‘vicious’ decline in these stocks could put Dow 22K in jeopardy

ダウ工業株30指数は、2万2000の史上最高値を更新し、順調に推移している。一方で、運輸関連セクターは、ここ13営業日のうち10営業日で下げるなど、一部から、今後の相場全体の動きに懸念が浮上している。

「ダウ理論」では、ダウ工業株指数と運輸指数に乖離がみられるケースでは、その後のうまとまった規模の売りが出るとされている。

ダウ工業株指数は、年初来、11%超上昇している一方で、運輸指数の伸びはわずか1%にとどまっている。

ここ1カ月だけをみても、工業株指数は3%上昇し、連日、史上最高値を更新している。運輸指数は、逆に約4%下げている。

BKアセット・マネジメントのボリス・シュロスバーグ氏は、この状況について、これまでの経験と下げに向かう懸念が、実際の相場に表れているとしたうえで、ファンダメンタルズでもテクニカル上でも、相場がさほど強い状況にあるわけではないとしている。

「運輸指数のチャートは、極めて劣後している。5月に空いた窓を埋めに行く形で、8800までは、大きな支持線が見当たらない」としている。

「運輸指数のチャートは、大きな下げの可能性を示しており、これによって、ダウ全体が急速にしかも大きく下げることもあり得る」とした。