原油、50ドル前後で当面推移へ

‘Sheikhs versus shale’ to keep oil prices capped at $50 in third quarter, experts say

米国内の原油生産量は減少傾向にあるが、石油輸出国機構(OPEC)による生産削減による在庫縮小を狙っているもの、その動きには効果が現れておらず、当面、原油価格が50ドル前後で推移するとみられている。

OPECの盟主、サウジアラビアは、一段の生産削減を呼びかけ、生産調整合意の遵守にも躍起になっている。6月以降の原油市場では、この遵守への懸念が根強く、原油はベア(弱気)市場の展開となっている。

OPECが抱える問題はそれだけではない。

原油価格が上昇すれば、米国内のシェール生産者には、増産を促すことになる。足元では、米国内の生産量が均衡化に向かっているという。

JTDエネルギー・サービスのジョン・ドリスコール氏は、「(アラブの)王族とシェール石油生産者との戦いだ」と現在の石油市場の動向を表現している。

「第3・四半期の平均価格は、50ドルを下回る水準となる。

弱気派は、CEFホールディングスの最高経営責任者(CEO)、ウォーレン・ギルマン氏。「供給の拡大により、削減幅も広げる必要が出てきている」とし、平均価格を40ドルとしている。

UBSは、強気だ。下期の平均価格を60ドルとしている。BMIリサーチは、下期予想を55.20ドルとしている。