金に上昇の可能性、一部では絶好の買い場との見方も

Time to buy? Gold experts see a sweet spot for bullion as inflation returns

現在の株式市場では「リスク・オン」取引が主流で、加えて、金利上昇が見込まれていることで、金(ゴールド)には下げ圧力がかかっているが、一部のアナリストは、実際のリスク回避に向けての意味からも金保有のメリットが見直され、価格上昇の可能性があるとみている。

金は、現在、1210ドル前後で取引されており、一時は、1200ドル割れ目前まで下落、今年3月以来の安値を記録していた。

価格回復の可能性があるとみるETFセキュリティー図のコモディティ(商品)ストラテジスト、ニテッシュ・シャー氏は、米国でのインフレ上伸が金価格を押し上げる可能性があるとしている。

「米国では、インフレが進行している状況で、2%を超えると考えている。したがって、実質金利は、比較的、抑制されたレベルにとどまると考えている」とした。

同氏の年末予想は、1260ドル。

さらに同氏は、「イベント・リスクの保険として、金は依然として極めて有効だ。特に、中東や米国と北朝鮮との間の緊張関係など、こうした懸念が現実化した際には、金が大きく上昇する可能性がある」としている。

ブリオンバルトのコモディティ・マーケットプレース・リサーチ・ディレクター、エイドリアン・アッシュ氏は、ほかのリスク資産下落から資産保護を考えるうえでは、現在の金価格水準が極めて低水準にあるとしている。

「ECB(欧州中央銀行)やイングランド銀行(英中銀)が、米FRB(米連邦準備制度理事会、中銀に相当)と同様に利上げに踏み切るならば、金と銀価格は、大きく上昇するだろう」としている。

スタンダード・チャータードの貴金属アナリスト、スーキ・クーパー氏は、現在の金価格が全校の買いの機会にあるとみている。

「金が1200ドル近辺だあれば、それはまさに、絶好の買いの機会だ」とした。