利上げ、企業と個人の資金コスト押し上げ景気回復には有害=ビル・グロス氏

Bill Gross is worried that central banks will lead the world into recession

「ボンド・キング」(債券王)として知られるビル・グロス氏は、金利上昇見通しが高まっていることに警告を発し、債務が膨れ上がっている経済には利上げが悪影響を及ぼすとの見方を示した。

ジャニュアス・ヘンダーソン・アドバイザーズの同氏は、世界各国中央銀行が利上げの姿勢を強めていることについて、経済回復には極めて危険だとしている。金利が上昇すれば、短期資金調達コストが膨らみ、企業や個人の債務負担が増すことになる

米連邦準備制度理事会(FRB、中銀に相当)によれば、米国では、一般家計の債務が14兆9000億ドル、法人が抱える債務は13兆7000億ドルに達する。

「各国政府や米財務省は、当然ながら追加支出に余裕はあるが、レバレッジをかけて借り入れている企業や個人は、これ以上の財務的な溶融はない」とした。