トランプ大統領のインフラ整備策、設計に問題あり経済成長にはつながらず=著名ショート・ファンド

Jim Chanos, who spotted Enron fraud, calls Trump’s infrastructure plan ‘fake fiscal news’

ショート(売り建て)型ファンド、キニコス・アソシエイツの創設者、ジム・シャノス氏は、トランプ大統領のインフラ施策が大きな経済成長にはつながらないとみている。これは、そもそもの施策設計に問題があるためだという。

同氏は、トランプ大統領のインフラ施策を「フェイク財政ニュースだ。もし成功を納めるようであれば、それは、民間と政府とが手を組んでやらなければならない。民間部門から投資を呼び込むのであれば、高リターンが必要となる」とした。

「しかしながら、このようなスキームは、一般的には成功が難しい。民間部門に任せた方が物事は良好に進むものだと言われている」とした。

ホワイトハウスの公式ホームページによれば、大統領のインフレ計画では、州や都市を「民間部門の資金を活用して」整備し直すとしている。資金については、「公的資金2000億ドルにレバレッジを活用して、1兆ドル規模にする」としている。

しかしシャノス氏は、「実際に必要とするインフラ・プロジェクトは、民間部門には容易ではないだろう。民間部門からの投資を獲得するには、着実なキャッシュフローを呼び込むものでなければならない」とした。

同氏は、たとえば有料道路であったり、駐車場などがキャッシュフローが期待できる典型例だとしている。

「(大統領が掲げるプロジェクトの)見てくれは良いが、詳細を見ればみるほど、州政府、あるいは連邦政府が債券を発行して進めるインフラ計画は、投資者リストは、実は薄くなっていくのが現実だ」と厳しい評価を下した。