BOAなど大手金融機関、原油価格予想を下方修正

Big Banks Wave Goodbye to Hopes for Year-End Oil Price Surge

年末の原油価格を60ドルと強気にみていたバンク・オブ・アメリカ(BOA)とソシエテ・ジェネラルを始め大手金融機関は、見方を弱気に変えている。

石油輸出国機構(OPEC)の生産調整への期待が高かった年初から、状況が一変、3年来の供給過剰が一向に解消に向かわないことから、市場では、現在の減産では十分ではないとの指摘が上がっている。

BOAノコモディティ(商品)リサーチ責任者、フランシスコ・ブランチ氏は、「OPECの信頼性が大きく揺らいでいる」とした。

BOAは、第3・四半期の北海ブレント価格予想を、これまでの70ドルから47ドルに下方修正している。

ソシエテ・ジェネラルは、ウェスト・テキサス・インターメディエート(WTI)予想を、第3・四半期が47.60ドル、第4・四半期を50ドルとしている。原油リサーチ責任者、マイク・ウィッター氏によれば、これまでの予想は、それぞれ56ドルと58.50ドルだった。

JPモルガン・チェースのアナリスト、デビッド・マーチン氏は、北海ブレント価格予想を、第3・四半期に50ドル(前回予想は62ドル)、第4・四半期には52ドル(同55ドル)としている。

シティグループのコモディティ・リサーチ責任者、エド・モース氏は、北海ブレントがもはや60ドルに到達することは望み薄だとしている。