米中の関係に「地殻変動」、今後の火種に=米大手ヘッジファンド創設者

Hedge fund manager Kyle Bass: Our relationship with China has taken ‘major step’ for the worse

米大手ヘッジファンド、ハイマン・キャピタル・マネジメントの創設者、カイル・バース氏は、足元の複数の外交的な動きにより、米国と中国との関係に「地殻変動」が起こり、悪い方向に向かっていると述べた。

「大きな、しかも、悪い方向に動き出した。楽観的に見ていた材料ですらも、疑問が生じている」と悲観的だ。

米政府は6月28日、中国企業1社と中国人2人を北朝鮮との貿易に関与したとして制裁を課すよう発表している。その前日の6月27日には、総額14億2000万ドル相当の台湾への武器供与も決断している。

韓国への高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備では、中国政府は、韓国企業に制裁を加えるなど、米中関係はギクシャクしている。

一方、バース氏は、中国の膨れ上がる債務に懸念の声を上げ続けている。

「中国は、米国との貿易関係の調整に、いろいろと手を打っている。しかし、より重要なことは、中国は、自身の経済力が増してきたと信じており、それを背景に経済の面でも、たとえば南シナ海での軍事的な施策にも見えるように、力を誇示してきている」とした。

しかしながら、「そうしたすべての力は、巨大な信用創造によって成り立っており、どこかで、この信用問題に立ち向かわなければならない」としている。