中国首相、健全な経済成長路線を繰り返し主張したが、対米関係や金融リスクの言及控える

China’s premier just offered a rare glimpse of the Chinese economy — here’s what he didn’t say

中国の李克強首相は、ワールド・エコノミック・フォーラムで、中国経済の健全な成長など、これまでの同国の主張を繰り返したが、同首相が触れなかったポイントが注目されている。

その一つが、現在進めている金融セクターへの調査だ。

銀行、証券だけでなく保険会社も対象に、海外大型買収に関連し、金融システムに影響が出ないかをチェックしている。諸外国は、同調査について、同国政府がどのように説明するのか、注目していたが、まったく言及はなかった。

金融セクターの健全化を図ることは、長期的には中国にはプラスと働くはずだが、同国政府が、どのようにして健全化を目指すのか、詳細に説明することは希で、規制当局の施策を示すことはほとんどない。

同首相は、一般的にこうしたリスクに対処するために複数の施策を備えていると言うにとどめ、具体策には触れなかった。

また、トランプ米大統領についても、一切、触れずにスピーチを終えている。気候変動や人権問題など、両国がかかわる世界的な問題は多々存在する。