低ボラティリティ時こそ株式投資すべき=ゴールドマン

Not being invested in a low volatility market ‘can be costly,’ Goldman Sachs says

ボラティリティが歴史的な低水準で推移していることが不安材料の一つとなっているが、ゴールドマン・サックスは、長期的な投資家にとっては、これも、株式購入の立派な材料の一つとなるとしている。

今月初旬、シカゴ・ボード・オブ・エクスチェンジ(CBOE)のVIX指数は、一時、23年ぶりの低水準に下落した。北朝鮮や中国などを含む政治的な不安定要素もある一方で、株式が史上最高値を更新するなど、金融市場独自の動きをしている。

ゴールドマンの株式ストラテジスト、クリスティアン・ミューラー・グリスマン氏は、「(ボラティリティが低水準にある)こうした状況で、投資を過小に控えることは、逆に機会を逸することになる」と指摘している。
同氏によれば、低ボラティリティ環境にある際には、株式などリスク資産は、平均を上回るリターンをたたき出す傾向にあるという。

「たとえば、2009年からのS&P500 指数の累計リターンは172%で、毎年、10回の最大上昇場面を除いた場合には、これが26%に圧縮される。リターンを稼ぎ出すには、市場に参加することが欠かせない」とした。

同氏はさらに、ボラティリティが戻った場合でも、株式の平均下落率が5%未満にとどまっているとしている。