世界のM&Aが縮小、日本は逆に海外買収中心に積極的=JPモルガン

Global M&A activity is slowing, but Japanese firms are aggressively acquiring overseas

JPモルガンは、世界のほかの企業が吸収・合併(M&A)活動を縮小するなかで、日本企業が積極的に買収を手がけてていると指摘した。

JPモルガンによれば、2016年の日本企業によるM&A額は1980億ドル、2015年比で1.5%増となっている。

特にアウトバウンド、すなわち海外企業の買収が1010億ドルと拡大しているという。これは、2015年比では、13%の増加となっている。

一方、KPMGの統計によれば、世界全体のM&A額が4兆ドル、2015年の4兆9000億ドルから減少している。

「日本企業は、成長と戦略的な目標を達成するために、海外市場でのM&Aを活発化している。日本企業は、伝統的には海外M&Aには積極的ではなかった。これは、いったん買収した企業を売却する際には、恥だと感じる文化が存在しているからだ」と説明した。

「しかし、海外企業の買収における心構えが、変わってきており、競争力の強化と成長を柱を据えるようになってきている」とした。

さらに、少子高齢化と景気の長期低迷も、海外で成長の機会を模索せざるを得ない環境にあることも、海外M&A活発化の要因の一つだという。