中国大手企業トップの突然の行方不明、投資家や従業員に不安

China has a worrying habit of making business leaders disappear

中国では、最近、大手企業の創業者や幹部が突然政府に拘束される事態が続いている。

安邦保険集団の会長、呉小暉氏は6月9日、政府の捜査で拘束されたとの報道がなされている。同氏は、ニューヨークの老舗ホテル、ウォルドーフ・アストリアを所有していることでも有名で、今年に入ってトランプ大統領の娘婿、クシュナー一家とも会食を持っていた。

同社は、会長が「個人的な理由により、職務が遂行できなくなった」と短い声明を公表している。

突然のトップ行方不明は、投資家や従業員に多大な不安を与えるものだ。

2015年には、10人以上もの中国企業幹部が失踪する騒ぎが起き、一部はその後、帰還したが、残りは依然として消息が不明なままだ。

大富豪の銀行、保険、不動産など多くの企業を抱える肖建華氏は、香港のホテルから今年1月に連れ去られ、今でも消息は不明なままだ。

2015年には、巨大コングロマリット復星集団会長で、中国のウォーレン・バフェット氏とも言われる郭広昌氏も、数日間、政府に拘束されていた。