世界第2位の上海タワー、入居率の低迷は中国経済の象徴か

China’s tallest skyscraper is facing rental woes, reflecting wider issues in the market

中国の建築市場は、極めて活発だ。カウンシル・オブ・トール・ビルディングス・アンド・アーバン・ハビタットによれば、ここ10年近く、高層ビルの建設件数では、同国は過去最大となっている。

しかし、世界第2位の高層建築、上海タワーは、まさに中国商業不動産市場の現状を表している。

同タワーは地上632メートル、128階建てのビルだが、3年前の募集からテナントの入りが芳しくない。

複数の専門家は、経済成長が原則していることで、企業はコスト削減を模索しており、これがテナント募集に影響を及ぼしている。

上海タワーの不動産エージェントの1社、ジョーンズ・ラング・ラサールのアニー・ザン氏は、「上海には高層ビルが次々と建設されるなかで、空室率は、ここしばらくの間、極めて高い水準で推移している」とした。

ジョーンズ社によれば、第1・四半期の上海ビジネス区域の空室率は12%となっている。

上海タワーの複数のフロアーにはまったくテナントが入っていない状態が続いている。この原因の一部は、安全基準を満たしていないことがある。ラグジュアリー・ホテルは、オープンしておらず、ホテルの入り口はまだ、何もできていない。

ジョーンズ社によれば、上海タワーの事務所スペースのうち約60%が賃貸契約を完了しているが、このうち、実際に入居しているのは、その3分の1程度だという。