金融セクターの低調、経済の健全性に疑問も

Financials just gave up this year’s gains — and that could be a terrible sign

金融セクターは年初来の上昇分をほぼ吐き出しており、一部からは、経済の健全性に疑問を投げかけるメッセージだとの指摘も上がっている。

保険や銀行などから構成される同セクターは、3月初めまでは9%上昇と、相場全体を主導していた。

オッペンハイマーのテクニカル分析担当、アリ・ワルド氏は、銀行セクターの下落が世界経済の成長への懸念、イールドカーブのフラットニング化が影響していると分析している。

55インスティテューショナルのマーケット・ストラテジスト、マックス・ウルフ氏は、5月に年初来マイナスに陥った銀行セクターについて、投資家が「模様眺め」に徹するべきだと指摘、米大統領選以降、投資家はこれまでリフレーション取引に注目してきた。しかし、トランプ政権下でのリフレ取引の減退と規制緩和の見通しが薄まってきたことで、銀行株も低調に転じた。

リーノ・トレーディング・パートナーズのマイケル・ブロック氏は、顧客向けのレターで金融銘柄の成績が低迷しているとし、「ハイテク株が好調で、これを維持する可能性が高く、バリュー株やエネルギー、金融銘柄へのローテーションは起きていない」としている。