米のシェール石油生産が拡大、OPEC生産調整延期の裏で

US oil production will keep growing even as drillers’ costs rise, analysts say

石油輸出国機構(OPEC)が来年3月までの生産調整延期に合意したばかりだが、米国のシェール石油生産が日量900万バレルを超え、再び拡大騎乗をたどっている。こうした動きを受けてアナリストは、早急な原油価格の回復が望めないとみている。

過去8カ月の米原油生産量は、約9%増の日量930万バレル。

サウジアラビアは、これまで2年ほど、原油価格の下落を放置し米国内の高コスト体質にあるシェール石油生産を抑制すべく努めてきた。しかし、逆にOPEC諸国が耐えきれずに、昨年から生産調整を実施、逆に価格押し上げを模索している。

バークレイスズは、「原油価格が大きく下げない限り、生産を縮小することはない。多くの生産者にとって、現在の価格水準は、今年の収益に目標に見合う、あるいは超える」と分析している。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのコモディティ(商品)リサーチ責任者、サビーネ・シェルズ氏は、生産コストが10〜15%上昇する可能性があるとしながらも、シェール石油生産量が拡大すると予想している。