現在の市場、悪材料には耳を貸さない状態

Markets are turning a deaf ear to any bad news

市場は人(ヒト)ではないが、ムードやセンチメントがあり、現在のムードは「何も悪いことは聞きたくない」になっているようだ。

5月17日には連邦捜査局(FBI)長官の解任を受けてダウ工業株30種指数は373ポイント下げたが、翌日にはすぐに回復、その後は市場最高値近辺での取引となっている。

トランプ大統領に関する問題が完全に消えたわけではなく、ヘルスケア改革など未決の政治課題も残っている。政治的な不安要因がある。

原油市場も安定しておらず、石油輸出国機構(OPEC)が生産調整延長に合意したものの、原油価格は50ドルを下回っている。

経済統計の内容もばらばらで、第2・四半期国内総生産(GDP)もあまり期待できそうもない。

こうした不安要因が並ぶなかでは、相場も不安定になりがちだが、現状は違う。現在の市場は、悪いニュースを材料視しない環境にある。