ゴールドマン、ベネズエラ社債の安価購入で糾弾受ける

Venezuelan opposition condemns Goldman for $2.8 billion bond deal

ゴールドマン・サックスは、ベネズエラ国営石油会社PDVSAが発行した28億ドル相当の社債を、額面1ドルにつき、31セントで購入した問題で、国内外で厳しい批判に直面している。

ゴールドマンは声明を発表し、社債購入にあたり、マドゥロ首相率いる政権と直接交渉したものではないと政府との癒着を否定している。

しかし、同国野党は、この声明を「醜いものを綺麗に見せようとする偽善行為だ」と厳しく批判している。

ゴールドマンはこれより先、資産運用部門が同債券をセカンダリー市場でブローカーから購入したもので、ベネズエラ政府とは一切、交渉していないと説明していた。

野党が過半数を握るベネズエラ議会のボルゲス議長は、「ゴールドマンがどれだけ懸命になろうとも、今回のディールは醜いものを綺麗に見せようとするに過ぎない」と断じている。

ベネズエラが経済的に厳しい状況に追い込まれたのは、原油価格の低迷が一因。

一部のエマージング(新興)諸国市場関係によれば、今回問題となっている社債は、セカンダリー市場では取引されていないという。この社債は、当初はPDVSAが発行したものだが、最近まで同国中央銀行が保有していた。

同社債の満期日は、2022年10月。表面利率は5%だが、ゴールドマンが支払った31セントとの価格からすると、実質利回りは40%を超えることになる。

ほかの関係筋によれば、同社債の市場価格は現在、44〜46セントだという。