銀、太陽光発電など需要を背景に上昇の可能性秘める

Silver’s Secret Bull Market

銀(シルバー)には、上昇の余地が秘められているとの見方が出ている。

一つの理由が、上場投資信託(ETF)が保有する現物の上昇だ。

金(ゴールド:添付チャートでは青の折れ線)と銀(同黒の実線)を比較すると、ここ1週間で、金ETFが5万6000オンスの在庫増加があったことと比較すると、銀は800万オンスも増加している。

4月末と比較すれば、銀ETFの在庫量増加は3100万オンスにも上る。

金と同様に採掘し易く、かつ含有量が多い鉱山から採掘されるため、埋蔵在庫は減少していることも強気要因の一つとして挙げられる。

金と異なる点は、銀が工業用メタルであり、需要の半分は製造業などによるもので、中国経済などに影響される。

また、供給不足予想も銀価格には好材料だ。

HSBCは、今年、1億3200万オンスの供給不足を予想している。この予想は、世界最大級の生産国であるチリの第1・四半期生産実績が26%減産となっていることでも信憑性が高まっている。

需要面では、太陽光発電デバイスに銀が使われることもあり、太陽光パネル生産需要が挙げられる。2015年には5720万オンスだったものが、今年は7660万オンスと予想されている。