OPECが生産調整9カ月延長も来年下半期には再び在庫過剰の危険性=ゴールドマン

Goldman: Oil Glut To Return When OPEC Deal Expires

石油輸出国機構(OPEC)は、世界の石油市場の需給均衡に向けて、想定されていた6カ月ではなく、9カ月の生産削減延長に合意した。

これにより、日量120万バレルの生産がOPEC産油国から抑制されるだけでなく、非加盟諸国から同55万8000バレルの供給が押さえられることになる。

しかし、ゴールドマン・サックスは、生産調整の期間が終了し、産油国が再び蛇口を緩めると、再び供給過剰に陥る危険性があると指摘している。

ゴールドマンは、2018年下半期には、在庫が積み上がる危険性があるとみている。

「OPECとロシアが生産を能力限界にまで引き上げ、シェール石油の生産も拡大するリスクがあるとみている」とした。

今回の9カ月に及ぶ生産調整で、世界の在庫レベルが平常化する可能性はあるが、OPEC加盟国と日加盟国の両方で、生産能力が増加する可能性があるという。

OPECの生産調整は、この合意期間のみに市場価格に有利に働くことになるとみられている。