新興諸国に引き続き上値余地、通年でプラス20%超えへ=HSBC

HSBC: Emerging Market Equities Could Gain 20% Through Year-End

HSBCのグローバル・エマージング(新興諸国)市場株式ストラテジー責任者、ジョン・ロマックス氏は、S&P500指数を上回る成績を残しているエマージング市場に、一段の上昇余地があるとみている。

MSCIエマージング市場指数は、年初来プラス17%、S&P500指数は11.8%にとどまっている。

同氏は、エマージング市場を強気視するにあたり、4つの要因を挙げている。中国の経済見通し、原油価格の安定、米記入政策と堅調な米ドルで、すべてが、エマージング市場に下押し材料となっているという。

こうした材料があることで、エマージング市場が年内に、追加で6%上昇する可能性があるという。

この6%上昇のシナリオでは、アジア市場よりもむしろ、ブラジルや南アフリカの動きが急で、アジア市場全体ではさほどの上値が期待できないなかでは、韓国が比較的有望だという。

HSBCの2017年予想では、ユーロが1.20ドルに下落し、米10年債利回りは1.65%に下落、原油価格は、平均60ドルと安定し、MSCI中国指数が3%上昇するという。