VIX指数が10を割り込む、ボラティリティ上昇の可能性とその後は・・・

This chart shows why market volatility may be about to surge from its 23-year low

シカゴ・ボード・オブ・エクスチェンジ(CBOE)のボラティリティ(VIX)指数、あるいは恐怖指数が1993年以来の低水準となったが、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BOAM)は、大きく上昇すると分析している。

これは、経済成長との相関性にあるという。

BOAMは、連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)によるシニア・ローン・オフィサー(銀行融資担当幹部)調査を引用し、経済成長の先行指標である商業・工業向け融資需要が、第1・四半期にマイナスとなったと指摘している。

同融資需要が低水準にある時期には、ボラティリティが高まるケースが数多く見られているが、現状のボラティリティは低水準にとどまっている。

クレジット・ストラテジストのハンス・ミケルセン氏は、「例えば、楽観的な見方が主流で、トランプ政権の税制改革の詳細を待って模様眺めの相場になっているなど、大統領選後の期待材料相場が続いているようだ。この状況が長く続けば続くほど、経済データでは、より弱い内容が示されるリスクが高まるだけだ」とした。

VIX指数は、5月8日の取引を9.77で終えた。

これまでVIX指数が10を割り込んだことが9回あった。そして、その9回の全て、その後12カ月のS&P500指数はマイナス・リターンとなっていた。