米アップルの大型買収を否定、巨額現金は株主ではなくジョブ氏の警告通り顧客のために活用すべき=UBS

As Apple gets pressured to make deal, an analyst reminds them of Steve Jobs’ words

現金、2568億ドルを有するアップルが、国内企業を買収するとの観測がしきりに出ているが、UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏は、スティーブ・ジョブ氏の言葉を引用し、強欲な株主のためにではなく、顧客のために資金を使うべきだと強調した。

同氏は、「スティーブ・ジョブ氏はこう警告している。企業は、優れた製品を作ることの意味を忘れてしまいがちだ。お客様のサポートしたいという心が、欠けている」と安易な買収には反対の意向を示した。

さらに、「アップルは、より優れた製品を製造し、そして顧客にメリットがある買収をすべきであって、財務状態を守るための買収など論外だと考えている」とした。

ミルノビッチ氏は、アップルが買収すべき企業について、移動、拡張現実(コンピュータで作成したデータを実写映像に重ね合わせる手法)、ヘルスケア、家庭内の自動化やコンテンツなど、自社の能力を「一気に高める」ことを可能とする企業の買収が望ましいとしている。

「我々は、大規模な買収の可能性は低いと考えている。『他とは違う考え方』のモットーからすると、アップルは、想定外のことを仕掛けてくるだろう」とした。

同氏は、アップル株の投資推奨を「買い」で維持し、目標株価も165ドルで据え置いている。

*現在の株価は153ドル、同氏の目標が正しいとすると、現状から10%弱の上値が期待できます。