原油価格、「降伏」の時期に近づいてる可能性も=ゴールドマン

Goldman says oil prices on the brink of “capitulation”

ゴールドマン・サックスは、5月第1週に原油価格が昨年11月の石油輸出国機構(OPEC)の減産合意以降で最安値をつけたことを受けて、「降伏」の時期に近づいている可能性があるとの見方を示した。

その一つの目安としてゴールドマンは、北海ブレント価格の50ドルを挙げた。仮に50ドルを断定的に突破できないようであれば、今後も原油が下げ圧力にさらされる可能性があるという。先週金曜(5月5日)時点では、49ドル台の取引となっている。

ゴールドマンは、短期と長期の先物市場の価格動向を精査し、先物限月の価格下落ペースが期近限月と比較して早いことから、将来の供給がかなりの量に達すると市場が予想していると分析している。

市場は、通常、「コンタンゴ」(純ザヤ)と呼ばれ期先限月になればなるほど、価格が高く、原油市場に当てはめれば、純ザヤであれば、足元の動きとして市場参加者は原油在庫を抱えるほど、将来の利益を確保できる可能性が増すことになる。

ゴールドマンは、原油在庫が減少はしているものの、アナリストが予想していたペースよりも遅いことが、純ザヤ拡大とはならない理由の一つだとみている。

米国内のシェール石油が増産傾向にあることが、将来の原油価格不安の一つの材料になっているという。

加えて、中国需要の思惑に関連した銅や鉄鉱石の売りも原油価格には不安要因になっているという。