仏大統領選では想定外の結果ないが外部要因には不安多い

Macron Vs Le Pen: Why Anything Can Still Happen

フランス大統領選では、マクロン候補がルペン氏をリードしており、現在の世論調査では20%ポイント以上の大差での勝利が見込まれている。

世論調査の結果が正しく現状を反映しているとして、第1回投票結果は投資家の事前予想の通りで、その後の市場の反応もさほどなかった。今週日曜の決戦投票の結果も、事前予想通りだったとして、果たして市場が大きく動くことはないのだろうか。

第1回投票以降、フランス株式は世界の他の市場と同様、複数回にわたり新高値を更新し、4%超上昇している。今回も、おそらく、同じような上値追いの動きが期待されている。

フランス株式指数、CAC40版の恐怖指数(VIX指数)では、一部にフランス株が買われ過ぎの状態にあるとの見方が反映されている。

マクロン氏の勝利は揺るがないと見られており、株式市場の見通しにも、同氏の勝利が反映された形となっている。すなわち、フランス株から資金を引き揚げる理由は、見当たらないことになる。

しかしながら断定的な判断を下すには、まだ考慮すべきリスクがある。地政学上のリスクなど外部要因によるもので、シリアをめぐるロシアと米国の衝突、中国経済の動向、世界のほかの経済状況などがある。