自社株買いのトレンドが細る、配当性向高い企業の株価成績が優秀=ゴールドマン

Goldman Says Buybacks Are no Longer a Sure Winner

企業は、これまで余剰資金を株主に還元する方策の一つとして自社株の買い戻しが主流だった。ゴールドマン・サックスがまとめるウィークリー・キックスタートによれば、2016年の自社株買いは総額ベースで11%低下している。

さらに、2017年の自社株買い戻しは計画ベースで、前年比20%減となっている。また、新規の株式買い戻し計画は、ここ5年で最低の伸びとなっている。

最近の株価上昇でバリュエーションが上昇、これを受けての自社株買い戻しが経済的には意味が薄れているという。

ゴールドマンは、S&P500指数採用銘柄を50社ずつ、3つのグループに分けて整理している。

過去12カ月に自社株買い戻し率がもっとも高い50社で、このグループの株価は年初来4月27日までで、S%P500指数全体を250ベーシスポイント下回るパフォーマンスとなっている。

自社株買いと配当を加えたもっとも高いキャッシュリターンを持つグループの過去12カ月の株価成績は、指数全体を280ベーシスポイント下回っている。

逆に指数を上回る株価成績を残しているのは2018年の配当性向の伸びが高いと思われるグループだ。

*ただし、たとえばアップルやボーイングなど、すべてのグループに属している企業、あるいは2つにまたがる銘柄もある。