プラス材料は消化済み、米株は利食いの時期に近づいている=JPモルガン・カザノブ

JPMorgan: Red Flags Are Appearing

JPモルガン・カザノブは、トランプ大統領誕生以降、上昇を続ける米株相場を「押し上げ続けていた材料がすべてその効果を失っている」としたうえで、「利食いの時期に近づいている可能性がある」としている。

ゴールドマン・サックスのジャン・ハチウス氏も、米国史上3番目に長い景気拡大期にある現在の経済成長が、逆にリセッション(景気後退)入りする危険性があると指摘している。

JPモルガン・カザノブは、一方で、市場環境が中期的には前向きであるとし、「押し目買い(下げ局面では買いを入れる)」モードにあるとしている。そのうで、投資家は、市場に買いを入れるべき時期と、撤退すべき時期を適切に見極める必要があるとしている。

JPモルガンは、これまで出遅れていた欧州株に勢いが出てきたことで、「短期的には株価に上げの可能性がある」としたうえで、「今後数週間での上昇局面があれば、それを株式エクスポージャーを減らす機会として、利益を確定すべきだ」とした。

「健全なリターンを確保するだけの材料は、大きな絵柄からみると、依然として存在している。しかしながら、短期的なリスク・リワードは、さほど魅力がない。企業業績などいくつかのプラス材料は、すでに現実化しており、市場は消化済みだ」としている。