景気バロメーターの銅価格が軟調、中国経済成長懸念で

Copper, barometer of global economy, posts worst drop in 19 months on China growth worries

3景気のバロメーターとも言われる銅価格は、5月3日の取引で前日比3.49%下落、ここ19カ月で最大の下げ率を記録した。世界最大の消費国である中国での経済活動停滞への懸念がその背景。

 

銅先物7月限は、ポンドあたり2.5435ドルと50日移動平均線を割り込んでいる。

TDセキュリティーズのアソシエイト・コモディティ・ストラテジスト、ライアン・マッケイ氏は、「(銅価格にとって)最大の要因は、中国経済への懸念だ」と指摘した。

 足元の価格下落について、「まずはLME(ロンドン金属取引所)での在庫の増加があり、すでに積みあがっている在庫に加えて懸念材料が増えた形だ。中国での製造業に関する経済統計の内容が優れなかったことも下げ材料となった」と分析している。

中国政府は昨年、景気押し上げに向けて市場に大量の資金を供給している。最近の経済統計には一部、改善がみられるものの、景気刺激策の効果が薄れている兆候も見られる。

バークレイズのコモディティ(商品)リサーチ・アナリスト、デーン・デービス氏は、「(銅の)需要は、依然として好調ではあるが、3~6カ月前と比較するとそれほどでもない。景気刺激策の効果も薄れており、それが価格にも反映され始めている」とした。