金価格の上値追いは難しい、ゴールドマンは1200ドルへの下げを予想

Goldman Sachs Sees Bullion Heading to $1,200 Within Months

トランプ米大統領の就任後100日間では政策の不透明感があったものの、金(ゴールド)は、昨年11月の大統領選前の高値を超えることができず、近い将来において上値追いの展開が見通せない。

大統領選前の高値は1305.06ドル、その後、12月22日までに金価格は13%超下げた。シリアとアフガニスタンの爆撃、北朝鮮の問題などで1289.76ドルまで戻したものの、直近では、1260ドル台で推移している。

フランス大統領選を受けて、ゴールドマン・サックスは、今後3カ月で1200ドルまでの下げを予想している。

スカイブリッジ・キャピタルのシニア・ポートフォリオ・マネージャー、トロイ・ゲイスキー氏は、「地政学上の問題、あるいは金融市場に関連する課題が持ち上がると、金は買われる傾向がある。しかし、こうした金買いの2大要因があったものの、これは、ドルとインフレの状況を変えただけで終わった」とした。

「インフレヘッジとして、金を購入すべきとの話にはなっていない」とした。

ゴールドマンによれば、米経済が着実に成長していくことと、実質金利の上昇が金価格には圧力要因となっているという。

ステファン・キャピタル・マネジメントの最高経営責任者(CEO)、ジョン・ステファン氏は、「トランプ大統領の政策は、予想不可能であることは間違いない。同大統領の施策や行動にかかわらず、米経済は着実に成長していくだろう」とした。

そのうで、こうした政策上の不透明感などが金価格を押し上げる可能性があるものの、北朝鮮をめぐり核戦争でも勃発しない借り着は、1350ドルを超えることは難しいという。