ユーロ、仏大統領選次第で1ドルの等価まで下落も

Euro could hit parity with US dollar ‘very quickly’ if this happens, expert warns

フランス大統領選で、欧州連合(EU)脱退派が決選投票に進むようであれば、ユーロは「スワン・ダイブ」のように真っ逆さまに下落する可能性がある。

BKアセット・マネジメントの外国為替ストラテジー担当マネージング・ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は、現時点での大統領選では40%が支持者を決めていないしている。第1回投票は、4月23日に実施される。

マクロン前経財相と保守派のフィヨン元首相は中道候補だが、極右のルペン氏と急進左派のメランション氏は欧州連合(EU)脱退を主張している。

シュロスバーグ氏は、「ルペン氏が勝利する、あるいは、ルペン氏とメランション氏が決選投票に進むという最悪の事態にあれば、ユーロは、急激に下落、対ドルで等価水準となる」とした。

スコシア・バンクのチーフ・カレンシー・ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏によれば、現状では、マクロン氏とルペン氏が決戦投票に進む可能性が高く、この予想通りの結果になれば、ユーロが1.09ドルまで強含むと見ている。

同氏は、極右と極左の両候補ば決戦投票に進む場合には、ユーロが1.04ドルに下げると見ている。

その上で同氏は、今回のフランス大統領選が「ユーロにとって大きなハードルとなる。そして、年内にさらに2つの大きな壁がある」としている。ドイツとイタリアでも選挙が予定されている。