米S&P、20指標の9割で買われ過ぎのサイン

S&P 500 Overvalued on Almost Every Metric

中東や北朝鮮では地政学嬢のリスクが高まっており、トランプ政権の政策実行能力に疑問が出つつある中で、S&P500指数は依然として最高値から2.2%下げたにすぎない。完全に下げ相場に転換しないが、現在の市場状態を測る多くの指標は、下落の可能性を示している。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BOAM)の「S&P500リラティブ・バリュー・シート」によれば、頻繁に使われる20のバリュエーション指数のうち、18でS&P指数が買われ過ぎとなっていることが示されている。

株価収益倍率(PE)は、上昇軌道にあるものの落ち着いた水準にあるが、予想株価収益倍率は17.5倍と2002年以来の最高水準となっている。BOAMによれば、歴史的な平均を15%上回っている。

過去12カ月の平均PEは25%、インフレ調整後のシラーPEは73%も、歴史的平均を上回っている。

スタンダード・バリュエーションでは、コモディティ(商品)と比較するとS&P500は買われ過ぎで、金(ゴールド)には20%、原油先物(ウェスト・テキサス・インターメディエート= WTI)に対しては105%、さらにGDPと比較すると歴史的な平均を85%もう回っていることになる。