ドルの軟化、今の状況では金買いの材料

USD And Gold: Geopolitical Vs. Economic Risk

金融市場でのリスク・オンと、地政学上のリスク・オフの2つの観点からの綱引きで、市場が上下しているが、最近のドル指数の軟化は、北朝鮮をめぐるリスク・オフの動きがピークを過ぎた可能性が示唆される。

リスク・オフ、すなわち危機を回避するような動きは通常、ドル買いに傾く。先週のドル指数なんかは、米経済がこれまで想定されていたほど好調ではないとの懸念か、あるいは、北朝鮮をめぐり核戦争への突入の危険性か、判断するのは難しい。

一方で明らかなことは、ドル指数が低迷し続けるなかで、地政学上のリスクが今週に入り幾分か低減してきているなかで、金(ゴールド)が上昇していることだ。

ドル安が進行するなかで、金が上昇している興味深い状況にある。

トランプ大統領が提言している経済政策の実行に手間取っているなかでのドル安は、今では金買いにつながっていると言える。