クレディ・スイスの「フィア・バロメーター」が史上最高水準に接近、暴落に備えた動きか

Credit Suisse has its own ‘Fear Barometer,’ and it’s flashing red

クレディ・スイス独自の「フィア・バロメーター」(CBOEのVIX恐怖指数と同様)は、史上最高値に近づいており、警戒域に入っている。

このバロメーターは、市場が大暴落する可能性に備えたヘッジ(保険)コストを指数化したもの。

現在、同指数は、英国の欧州連合(EU)離脱直前の領域まで上昇している。株式デリバティブ(派生商品)ストラテジスト、マンディー・シュー氏は、「今回の指数を押し上げている要因に不明な点が多い」としている。

同指数は、S&P500指数のアウト・オブ・ザ・マネー(現物価格から大きく離れたプレミアム価格帯のオプションの総称)コール(買う権利)の売却価格の一部を利用し、プット・オプションを購入することで、暴落時のプロテクションとする比率を指数化したもの。同指数は、オプションを3カ月スパンで算出する。

つまり、同指数が上昇することは、プロテクション費用が上昇しており、それだけ多くの市場参加者が下げを警戒していることを示す。

クレディ・スイスによれば、コール・オプションの購入が減少している。

マクロ経済と政治的な逆風材料が多くあることで、同指数が上昇していると分析している。