米企業の債務比率が拡大、一部で懸念の声も

Corporate debt is at new highs, and these companies owe the most

米企業の債務が2016年、史上最高を記録しており、経済が拡大基調にある中で、収益に対する債務比率が増加することはこれまでの歴史的なパターンから全く逆行しており、一部で懸念の声が上がっている。

企業債務の高まりは、すべてのセクターに拡散しているわけではなく、一部に限られているのが現状だ。

S&P500指数採用企業の減価償却前営業利益は、過去10年全体的に上昇してきたと同時に、EBITDA比率も着実に拡大している。特に、ユーティリティ(公共サービス)企業でその傾向が顕著に出ている。

例えば、ドミニオン・リソーシズやデューク・エナジーは、1ドルの純利益を挙げるために7ドルの債務を積み上げている。同様の傾向が原材料企業にも当てはまれる。

EBITDAに対する債務比率は、アップルなどの優良企業でも、2006年のマイナス3.8%から2016年にはプラス0.3%と膨らんでいることがわかる。

製薬の雄、ファイザーもマイナス1.0からプラス1.2に、ウォーレン・バフェット氏が愛するコカ・コーラは0.3から2.1、IBMも0.7から2.0へと、ファーストフードのマクドナルドは1.1から2.6へと、それぞれ拡大している。