金、米財務省の半期為替報告次第で大きく上昇も=HSBC

Gold: US treasury currency report may support bullion – HSBC

米財務省が半期毎にまとめる「為替報告書」をきっかけとして金(ゴールド)が買い進まれるシナリオがある。

HSBCの貴金属アナリシス責任者、ジェームス・スティール氏が指摘しているもので、同報告書で経済大国が「為替操作国」と断定された場合には、金価格が大きく上昇する可能性があるという。

「米財務省の半期為替報告では、トランプ政権が保護貿易主義を訴え、不公平な通貨政策には強く反対の意向を示していることを考慮すれば、今回の報告書がかなり注目される」とした上で、「金強気の見通しを維持する」とした。

金価格が最も大きく上昇するシナリオは、主要経済国が為替操作国として具体的に取り上げられた場合だ。通常、ドル高は金安との逆相関関係だが、このシナリオでは、ドルと金の同時上昇がありえるという。

また、経済大国が為替操作国と認定された場合には、リスク・オフ取引が進むことが予想され、これがドルには有利に働くと見られている。通常、経済不安がある場合には、政府ヘイブンとしての金の需要が高まるものだ。