VIX指数の突然の上昇、目先の市場ボラティリティ増大の危険性か

The market fear index is surging to a post-Trump high, and here’s why

シカゴ・ボード・オブ・エクスチェンジ(CBOE)のボラティリティ指数、恐怖指数ともの呼ばれるVIX指数が昨年11月の大統領選以降で最高水準に達しており、トレーダーが目先、市場の混乱を予想していることが現れている。

同指数は通常、S&P500指数とは正反対の動きをするもので、今回、VIX指数が上昇したことで、トレーダーがボラティリティの増大を予想していると分析されている。

マクロ・リスク・アドバイザーズのデリバティブ(金融派生商品)ストラテジー責任者、プラビット・シンタウォンビッチ氏は、 VIX指数が16を超えた水準では、「S&P500指数が今後1カ月の間に大きく動く可能性があることを示している。特に今回は、2営業日で2ポイントを超えて上昇する一方で、S&P500指数がほとんど横ばいとなっていることから、ボラティリティの急増が予想される」とした。

ここ最近、かなりの期間、VIX指数が歴史的な平均から比較して低水準で推移してきたことを考慮すれば、今回の動きは、実際の市場動向よりもかなり大きなものだと解釈している向きもあり、今後の市場動向に懸念を示している。

英国の欧州連合(EU)離脱協議の問題や4月23日に予定されているフランス大統領選を視野にしてVIX指数が動き始めたとの見方もある。実際、4月のVIX先物は、7月や8月を上回っていることで、市場が目先のボラティリティ増大の危険性を織り込み始めているとも取れる。