金、再び下げに向かう=UBS

UBS lowers gold outlook, now expects $1,300 in 2017

UBSは、昨年の米大統領選からの下げをほぼ帳消しにしている金(ゴールド)が、再び下落に向かうとみている。

ストラテジスト、ジョニ・テベス氏は、今年の平均予想を1300ドルとして、これまでの1350ドルから引き下げた。また、来年の予想も1450ドルから1325ドルとした。

同氏は、下方修正の要因として3点指摘している。

同氏は、まず、第1・四半期の金需要が想定よりも低水準であったことを挙げている。第1・四半期には金価格が約9%回復したが、投資家の買いは、金自体への需要からのものではなく、むしろ、ポートフォリオの分散投資の観点からだったという。

2点目は、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)の利上げペースが想定よりも早く進むとの見方が、金には下げ材料となるという。

3点目は、ユーロ圏の金利上昇と政治情勢の不安定さが解消されつつあることで、世界的にも金利上昇に向かい、金には下げ要因だという。