OPEC減産合意の延長は必要だが究極の目的を阻害する=ゴールドマン

Goldman Sachs: Oil Production Cut Extension Could Be Counterproductive

原油価格は50ドルを割り込み、エネルギー関連銘柄株価も低調に推移している。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国は、現在の減産合意の延長について協議している中で、ゴールドマン・サックスは、延長合意が逆効果を生み出す可能性があると指摘している。

減産延長の合意に向けた公式発表はないが、OPECと非加盟諸国では概ね、延長を支持している。ゴールドマンのアナリスト、ダミエン・コーバリン氏は、減産合意の必要性を認めつつも、望むような結果にはつながらいと分析している。

「米国内の在庫が史上最高水準にまで積み上がっているものの、減産合意を受けた世界の需給再調整が進んでいるとみている。仮にOPECが減産合意を今年いっぱいまで延長すれば、年末までには、OECD(経済協力開発機構)の在庫が過去5年平均にまで戻るとみている」とした。

さらに、「減産延長の合意の究極の目的は、OECDの在庫を引き下げることにあるが、これが実現したとしても価格が65ドルにまでに上昇するには不十分だろう。仮にこの価格水準にまで上昇した場合には、すべての生産地域からの生産を呼び込むことになり、結果、減産合意自体が意味が失われることになる」とした。