米 FRBの施策、「我々全員を崩壊に導く」=ジム・ロジャース氏

Jim Rogers: Fed Has No Clue, Will ‘Ruin Us All’

ジム・ロジャース氏は、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が経済問題の解決に向けて債務拡大の方向で動いていることで、「我々全員を崩壊に導く」と批判した。

同氏は、「米国の中央銀行は、何をしているのか全く把握していない。金利は、歴史上、みたことがない水準に落ち込んでいる」とした。

FRBは3月、ここ10年で3度目の利上げに踏み切った。これは、労働市場が改善し、インフレ率も2%目標に近づいていることが背景にある。FRBは、2008年の金融危機を受け、金利をほぼゼロに固定する施策を採用していた。

ロジャース氏は、全体経済のファンダメンタルズを改善するためにも、経営破綻に陥った企業についてはそのまま破産させることが必要だと強調している。

「ゾンビ銀行を生き返らせるのは、本来、すべきことではない。2009年、あるいは2010年に大小を払っていたならば、現在の経済は素晴らしい状態にあっただろう。苦痛を受け入れることで、過ちを訂正し、新たな成長に向けて動けることになったはずだ」とした。

リーマン・ブラザーズは破たんに追い込まれたが、メリルリンチなどの複数の金融機関は、政府に救済された形で生き残った。