米株式、買いを入れるには4つの条件が整ってから=コンコード幹部

Don’t buy stocks until you see these four key signs, strategist warns

コンコード・ジェニュイティーのチーフ・マーケット・ストラテジスト、トニー・ドワイヤー氏は、相場のどの時期かで絶好の買いの機会が現れるとしたものの、4つの重要なサインが断定的に見られるまでは、あらたな資金を投下すべきではないとしている。現在の相場では、工業や原材料銘柄では、すでに、いわゆる「トランプ取引」が勢いを失っているとしている。

同氏は、「ここまでは、すべてトランプ取引とリフレ取引主導で動いてきたが、1年間すべて通用するものではない。金融銘柄以外は、さほど上昇していない。重要な指標が、明らかに売られ過ぎの状況にならない限りは手を出さない」とした。

その重要な指標の一つが、シカゴ・ボード・オブ・エクスチェンジ(CBOE)のボラティリティ(VIX)指数で、買いの機会が到来したと判断するには、断定的に20を上回る必要があるという。同氏によれば、20は、VIX指数の長期的な平均水準だという。

VIX指数は現在、13前後で取引されている。同指数は、昨年11月に20を割り込んで以降、この水準を回復していない。

2つ目の指標が、S&P500指数が10日、および50日移動平均値に対して、それぞれ20%と40%にまで割り込むことにある。言い換えると、現状の相場では、多くの株式が買われ過ぎの状況にある。現在、対10日平均では64%、対50日では68%となっている。

3つの目の指標は、テクニカル分析でストキャスティックスと呼ばれるもので、モメンタム(勢い)と一定期間の終値価格を比較したもの。14日ストキャスティックスが30まで下げる必要があるという。現在、90近い水準にまで上昇している。

最後の一つは、インベスターズ・インテリジェンスが発行するニュースレターのうち、強気推奨の銘柄数にあるという。最新の調査では、強気推奨しているニュースレターは、ここ30年来の最高水準からは下落しているが、53%は、センチメントが全体として悲観的に転換したとは言い難い。

同氏は、この数字が、45%を割り込まない限りは、買いを入れるべきではないとしている。

「伸びきったゴムを、一段と伸ばすのは難しい。まったく中立な状態から伸ばす方が、遥かに簡単だ。これが、われわれのトレーディング戦略だ。株式が売られ過ぎの状況になるまで(買いを入れるのは)待つべきだと考えている」とした。