ゴールドマンが滞納債権を大量取得、その真意は

Goldman Buys Bad Mortgages Worth $5.7 Billion

滞納している不動産ローンは、どの銀行でも回避するものだが、ゴールドマン・サックスは、異なる考えを持っている。滞納額が57億ドルにも達する債券をゴールドマンは購入した。

ウォルストリート・ジャーナル紙によれば、ゴールドマンは、ここ18カ月をかけて滞納債権を購入、これにより同行は、最大の滞納債権保有者となった。購入元は、すべて連邦住宅抵当公庫(ファニーメイ)からだという。

ゴールドマンが、この滞納債権からどのようにして利益を確保するのかは明確ではないが、滞納者と個別に協議するとみられている。ゴールドマンは、規制当局から信用枠を獲得している一方で、同債権を再構築した後、将来的にこれを売却する権利も有しており、これにより大きな収益を確保できる可能性があるという。

2007/08年の金融危機の際には、多少異なるものの、基本的には同じ取引が問題となった。投じは、レバレッジをかけた不動産抵当証券(MBS)が中心となり、これがきっかけとなり、大恐慌以来の下落を経験した。今回、ゴールドマンは、前回危機の要因の一つとなった複数の債権をまとめるバンドル方式を採用することはないという。